【シングル】【真皇杯九州予選優勝】第6回神速オフ優勝パーティ〜ボルトゴーリ構築〜

求めたのは最強のスタン、求めたのは最強の受けループ、最後にたどりついたのはオニゴーリ

非公式全国大会真皇杯九州予選である第6回神速オフで優勝しました。
まず、真皇杯で使う構築を作るにあたり自分がXYに使っていたスタンを改良することから始めました。
XY時のスタンはこちらです。→http://d.hatena.ne.jp/soria1127/20150301/1425218952

ORAS環境となりましたがこちらを改良したスタンもレート2000↑を乗ることができました。
ORAS時のスタン。→http://d.hatena.ne.jp/soria1127/20150301/1425222258

このパーティを使わなかった理由がこのスタンパは個人的に完成度が高く、どんなパーティにも必ず5分以上取れる勝率の高いパーティだと自負していますが、それでもオフの優勝をするには厳しいと考えたからです。

理由は不利な運を押し付けられると負けやすい点であり、こちらはパーティをきれいに作っているので有利な運があるということが少ない点です。どこかでめちゃくちゃ不利な運をもらうとそこから逆転する力はありません。さらに今は交代読みという名のヤンキープレイが多く、噛み合いも必要になります。

最近運で考えることは1割も10回被弾すれば66%で引きます。運悪いことがないほうが珍しく、運が悪かったら負けるパーティはある意味欠陥ではないかということです。
そのため、多少運が悪くても勝てるような受けループを組もうと思いました。
受けループ→(現在執筆中)カバドリラキオーロットヤドランマンダ

しかし、受けループもさまざまな方が使っていますがメガリザードンがどちらかわからないときついなど芳しくありませんでした。受けルなのに読みが必要とかなにそれ。

シングル厨の優勝者などを見ているとピクシーやオニゴーリなど運の要素が強いポケモンを使っているトレーナーが結果を残しているのを見て、運が悪くても勝てるパーティから運を押し付けるパーティを考えようと思いました。

運を押し付けるパーティの候補にあがったのはピクシー、シャンデラオニゴーリの3匹です。
元々ピクシーは零度スイクンとのしかかりガルーラがいなくなったため、ORASにスタンと並行して考えていました。
ピクシー入り壁パ→(執筆するかも)実績:SORIAオフ5-1 社オフ6−3OPO足りず

しかし、ピクシーは壁+でんじはが必須であり、でんじはだけでは強い人には交換されるちいさくなるを積む、上からワンパンされるのため34%の避けることを期待しなくてはいけなくなります。急所も絡むので運で負けることもあります。さらにほえるですべておじゃんです。

そこでオニゴーリに注目しました。オニゴーリはムラッけであがる能力がランダムのため敬遠していましたが、ホウエンシングルのレート1位がいつも1800もレートいかないのにオニゴーリ選出してたら1位になれたことを読んで高いスペックをもつポケモンであると興味をもちました。

オニゴーリのよいところは自分よりも遅いポケモンはすべて起点であるため、オニゴーリの起点作りはでんじはだけでよい点、交換されてもみがわりから入るために1度起点を作ると後攻身代わりでさらに起点にできる点が評価できます。

さらに私は絶対零度を採用しました。零度ではなく、じしんという人もいますがほえるスイクンという害悪の汎用的なメタに対して打てる零度は強く、外してもほえられるだけで根本的な解決にならず、相手はまた零度をよけなければなりません。4連続で外す確率は25%であり、Cがあげれば勝つ可能性もあるのでスイクンでは対策になってないともいえます。
さらに零度を当てれば負け回避という場面は多く、零度の確率が単純計算するのであれば60-40が72-28と勝率が大きくあがります。実践で使えばオニゴーリが零度を打って勝たなければいけない場面ではだいたいみがわりを盾に2度打てることが多く、51%の確率で負け試合を勝ちにできると考えるとその強さがわかるでしょう。

オニゴーリというと運ゲのイメージがありますが、突き詰めれば勝ちべくして勝つポケモンかつ負け試合も勝利につなげられるポケモンだと思います。
私はスタン、受けループ、ピクシーなどを考察し、構築して最後にたどりついたうえでのオニゴーリのため、ここまできたら運ゲの一言では終わらせられないと思っています。

オニゴーリのブログをかなり見て研究しましたがオニゴーリは現環境で研究不足であると思います。配分がみなHP177、Sが145でしたがCアップ時の計算を行っていないプレイヤーの多さがそれをものがっていると思います。

オニゴーリ構築を考えるうえで気にする点は以下の4点だと思います。
・麻痺まきを誰で行うか
 今回は地面と電気に強いボルトロスボルトロスの穴を埋めるジャローダとしました。
オニゴーリメタをどう対処するか
 オニゴーリメタを羅列すると
  ・メガサーナイトニンフィアウルガモスシャンデラギルガルドエンテイで処理
  ・メガへラクロス・ガルーラ→ゲンガーで処理
  ・ハッサムパルシェンファイアローギルガルドギャラドスで処理
オニゴーリをいかに選出時点で出せるか
 ヒードランスイクンをみると出しにくくあるオニゴーリですがCをあげることでその問題を解決しました。最悪のパターンの回避方法を搭載し、選出しやすくしました。
オニゴーリが最悪選出できないときの構築パワーをどうあげるか
 ジャローダエンテイギャラドス、ゲンガーという素早さが早く、受けが効きにくいポケモンオニゴーリの補助特化でなく、汎用性を持たせる。ボルトロスのみ専用機。

以上を踏まえたうえで構築簡易的にを説明していきたいと思います。

以下に書いてあるのはすべて理想値で計算しています。実際使用した個体値とは異なる場合があります。
ボルトロス@ジャポの実
171-xx-90-194-101⁻146
エレキネット めざめるパワー氷 くさむすび でんじは
努力値
マンムーはいわずもがな
エレキネット+めざ氷で154-100ボルトロスを93.5%で落ち。
ジャポ+めざ氷で184-105ガブリアスを落ち。
くさむすび+ジャポで215-92カバルドンを落ち。くさむすびのみであると37.5%
めざ氷+ジャポで135⁻80ガッサを62.5%で落ち。
【説明】
麻痺まき要因その1。
麻痺をまくうえで気にしなくてはいけないのは地面タイプの存在と電気タイプの存在です。
地面タイプはジャローダでなんとかなりますが私が気にした点は対電気タイプであり、特にボルトロスミラーです。エレザードはラムガブで即死するのでアウトです。

ボルトロスミラーをどうやったら勝てるかを考えた結果、デデンネ(大爆笑)の技を見ていたときにエレキネットを見つけて、そのままボルトロスが覚えることを知りました。
エレキネットでボルトロスのSを下げることで次のターン確実に先制をとり、倒すことで次のポケモンに麻痺をいれてオニゴーリを展開できます。

またエレキネットは麻痺が効かないライコウに対しても有効であり、ライコウオニゴーリの起点とすることができます。またジャポを持つことでマンムーや襷がんせきふうじガブに勝つこともできるため、やはり次のポケモンに確実に麻痺をまくことができます。サンダーには負けますが、今のサンダーはSが遅い点と飛行タイプのためオニゴーリで倒せる計算です。

ジャローダきあいのタスキ
150-xx-115-126-116-181
リーフストーム めざ地 りゅうのはどう へびにらみ
努力値
ゲンガー抜きにして最速へ。
【説明】
ボルトロスでは厳しい水ロトムドリュウズランドロスを見てもらいます。
Sはゲンガーに麻痺をいれたいため、ぶっぱとしました。
ジャローダの強さはがんせきふうじでSが下がらない点だと思います。
また、有利対面をとると全抜きの可能性があるのが魅力的であり、オニゴーリでない選出でも活躍できます。


エンテイとつげきチョッキ
190⁻167-105-99-96⁻167
せいなるほのお じならし バークアウト エッジ
努力値
ガルーラと同速となる最速は切れない。
【説明】
オニゴーリがきついシャンデラウルガモスに勝つ枠。
ニンフィアサーナイトも後投げすることができ、せいなるほのおがゲンガーともオニゴーリとも相性がよいです。ゲンガーがかみくだくなどで死んだばあいにガルーラにせいなるほのおをぶつけてワンちゃんを狙っていける最速は切れません。


ゲンガー@メガ
167-xx-86-152-96⁻170
たたりめ へどばく おにび みちづれ
努力値
メガ進化時にファイアローの146鉢巻ブレバを確定耐え。
Sがガブリアス抜き。メガ時ゲッコウガ抜き。
【説明】
主にガルーラを見てもらいます。最近のガルーラはグロウパンチが多く、オニゴーリで勝てないことが多いため、ゲンガーのみちづれで確実に処理することを目標とします。

オニゴーリ@たべのこし
161-xx103-122-104⁻144
こおりのいぶき 零度 みがわり まもる
努力値
C↑6で197⁻126ドランの身代わりを確定で壊し。
C↑4で207⁻135スイクンを確定3発。
C↑6で167⁻70ガルドを確定1発。
184⁻137ガブリアスを確定1発。
マンムー‐1
【説明】
なぜ、誰もこの配分を研究しなかったのか。
オニゴーリはその回避率でさけるイメージが強いですが上からC↑2のこおりのいぶきでガルーラを半分削れるため、回避があがらなくても十分脅威です。実際、神速オフで回避で勝った試合は1試合しかありません。


ギャラドス@メガ
たきのぼり じしん りゅうのまい みがわり
175-194⁻100-xx-120⁻128
【説明】
オニゴーリが少し厳しくなるほのお、かくとう、スイクンハッサムファイアロー、鋼に強い枠として採用。単純にいかくが強く、メガとメガじゃないときで使い分けられ、ゲンガーと同時選出できるのが魅力的です。オニゴーリが出せないときのてんねんや水ロトムに強いのも魅力的です。